国会きょうから代表質問 存在感問われる海江田氏[2014/01/28 11:47]

 国会は、28日から各党の代表質問が始まります。民主党の海江田代表は、安倍総理大臣の靖国神社参拝や集団的自衛権などに加え、降って湧いた歴史認識に関するNHK会長の発言問題など「安倍カラー」を照準に据える構えです。ただ、野党側は、政権批判で足並みがそろわないなかで、野党第一党としての存在感を発揮できるかが焦点です。

 (政治部・布施哲記者報告)
 海江田代表は、外交、内政の両面で安倍内閣との対決姿勢を打ち出し、高い内閣支持率に少しでも風穴を開けたい考えです。まず、海江田代表は、安倍総理の靖国参拝に対するアメリカの反発やNHK会長の慰安婦問題の発言について問いただし、安倍総理の保守イデオロギー路線の危うさを浮き彫りにする狙いです。また、原発問題でも揺さぶりをかけ、自民党内の一部にある慎重論との足並みの乱れを誘いたい考えです。
 民主党・松原国対委員長:「国民の不安感、心配を代弁して政府にただす」
 一方、維新の会は、民主党とは一線を画す独自路線です。外交や憲法改正では協力し、経済問題で安倍政権をチェックする構えです。この後、質問に立つ海江田代表ですが、すでに党内からは海江田降ろしがささやかれ始めていて、結果を問われる厳しい国会となります。

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