安倍総理「最高責任者は私だ」身内の自民から批判が[2014/02/14 11:53]

 集団的自衛権を巡る安倍総理大臣の「最高責任者は私だ」という強気の発言に身内の自民党から批判が出るなど、政権運営への不満がにじみ出てきました。

 (政治部・水頭洋太記者報告)
 安倍総理の発言に対する批判について、石破幹事長は早速、火消しに回りました。
 自民党・石破幹事長:「総理大臣がこう言えば、何でもできるという話ではなく、(集団的自衛権の行使を)容認するなら、きちんとそれを裏付ける法律が必要だ」
 「最高責任者は私だ」発言について、党内から「選挙に勝てば、拡大解釈で憲法を改正していいのか」などの批判の声が上がっています。閣僚経験者からは、「さすがにあの答弁を聞いていたら不安になる」と安倍総理の強気な姿勢に危機感をあらわにしています。これだけではなく、安倍総理の靖国参拝や政府提出法案で党内の手続きがないがしろにされるなど、「政高党低」の現状に不満はくすぶっています。こうした不満は、内閣改造や党役員人事の先送りに対する牽制(けんせい)ともいえそうです。

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