民主、投薬治療中の法制局長官に辞任促す[2014/03/07 22:45]

 抗がん剤治療を受けながら集団的自衛権の問題で連日、国会答弁に立つ小松内閣法制局長官に対して、民主党の榛葉参院国対委員長は「心身ともに負担だ」として辞任を促しました。

 民主党・榛葉参院国対委員長:「小松さんは投薬されて、また緊張感ある国会でというのは、心身ともに負担だと思う」「総理本人に判断は任せるが、今の状況を見る限り、支障が出始めていると思う」
 小松長官は、7日の参議院予算委員会でも一部の質問者から出席を要求されていましたが、「投薬治療のために出られない」と回答しました。このことを与党側も知らず、理事会で調整した結果、小松長官への質問者を治療後にずらすことで対応しました。これについて、榛葉氏は、小松長官の体調を気遣いつつ、国会審議にも影響が出るとして、小松長官を任命した安倍総理大臣に辞めさせるよう促しました。小松長官は、安倍総理が目指す集団的自衛権の行使容認に向けた憲法解釈の変更に欠かせない存在となっています。

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