安倍総理「復興、前に進み始めた」 福島県視察で[2014/03/09 00:42]

 東日本大震災から3年を迎えるのを前に、安倍総理大臣が福島県を訪れ、災害公営住宅の建設状況や除染の進み具合を視察しました。

 安倍総理は、福島第一原発が立地する大熊町では除染の状況を視察し、街の復興拠点として整備を計画している大川原地区の現状を聞きました。また、来月1日に福島第一原発から20km圏内では初めて避難指示が解除される田村市都路地区も訪問し、住民の声に耳を傾けました。
 安倍総理大臣:「福島においては、なかなか復興が進んでいなかったわけでありますけども、復興が前に進み始めたなぁと、今回、実感することが出来ました」
 安倍総理は、原発事故で避難した住民を対象にした公営住宅5000戸について、今月中に用地取得のめどをつける意向を表明しました。また、除染で出た土などの中間貯蔵施設の設置について「極めて重要だ」として、政府として支援していく考えを強調しました。
 一方、公明党は宮城県で会合を開き、子どもへの心のケアなどにも取り組む方針を確認しました。
 公明党・山口代表:「集中期間があと2年間でありますので、最大限の力を注いでいかなければならない」

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