靖国と別の施設「作って済む問題ではない」安倍総理[2014/04/17 13:01]

 安倍総理大臣は、靖国神社にまつられているA級戦犯を別の施設に移すことについて、否定的な考えを示しました。

 安倍総理大臣:「(政教分離の原則から)政治の側が宗教法人に交渉や命じることはできない」
 安倍総理は、A級戦犯が合祀(ごうし)された後に靖国参拝した中曽根元総理大臣らも中国や韓国との関係を重視していたことを挙げ、「私も全く同じ姿勢だ」と強調しました。また、靖国神社とは別に国立の追悼施設を作る案についても、「遺族の気持ちもあるので、国が新たな施設を作って済む問題ではない」と否定的な考えを示しました。さらに、軍事力を一方的に拡大する中国について、「平和的な台頭をするよう多くの国で促していく必要がある」と牽制(けんせい)しました。

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