甘利大臣の報告受け 安倍総理TPP交渉加速を指示[2014/04/20 07:30]

 安倍総理大臣は、ワシントンから帰国した甘利TPP担当大臣から日米の閣僚級協議についての報告を受け、24日の日米首脳会談まで合意を目指して交渉を続けるよう指示しました。

 19日夜、安倍総理の私邸を訪れた甘利大臣は、アメリカのフロマン通商代表との協議について「一定の前進はあったが、まだ距離感は相当ある」などと報告しました。これに対して安倍総理は、主張するべきことは主張しつつ、交渉を加速するよう指示しました。日米両政府は、週明けから東京で事務レベルの協議を再開する方針です。
 一方、自民党の石破幹事長は、米や牛肉など重要5項目の関税は撤廃しない考えを改めて強調しました。
 自民党・石破幹事長:「私どもは選挙の時の公約、すなわち、米、麦、牛肉・豚肉、甘味資源、乳製品、この関税を撤廃するような交渉は断じて行いません」
 さらに、石破氏は「公約を違えたと有権者に判断されるようなことがあれば、政権の正統性そのものが揺らぐ」と指摘しました。

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