日米共同声明発表 TPPは「前進の道筋を特定」[2014/04/25 10:32]

 まもなく日本を離れるオバマ大統領の出発に合わせて、日米共同声明が25日午前にようやく発表されました。TPP=環太平洋経済連携協定については「前進のための道筋を特定した」という表現で決着しました。

 岸田外務大臣:「日米同盟が強靱(きょうじん)なものであるということ、揺るぎないものであること。これをしっかり示すことができた」
 オバマ大統領の出発間際にようやくまとまった共同声明では、日米同盟について「アジア・太平洋地域の平和と繁栄の礎」と位置付け、強固さをアピールしました。尖閣周辺などへの進出を進める中国に対しては、「力による現状変更の動きを認めない」と牽制(けんせい)し、尖閣諸島はアメリカの防衛義務がある日米安保条約の適用対象と明記しました。そして、最後まで調整が難航したTPPについては、大筋合意には至らず、「前進のための道筋を確認した」という表現で落ち着きました。

こちらも読まれています