石破幹事長が初外遊で米へ 会談相手を直前まで調整[2014/04/30 11:54]

 自民党の石破幹事長は、ワシントンに向けて30日午前に出発しました。バイデン副大統領らと会談し、安全保障などについて協議する予定です。

 (政治部・水頭洋太記者報告)
 ポスト安倍への布石として、この外遊で何とか存在感を発揮したい石破幹事長ですが、アメリカでの日程をぎりぎりまで調整するという異例の出発になりました。石破幹事長は、約10人の有力議員らと精力的に会談し、集団的自衛権など日米の安全保障について議論を深めたい考えです。しかし、この外遊の日程を巡っては紆余曲折(うよきょくせつ)がありました。というのも、当初はバイデン副大統領や政権幹部との会談を切望していましたが、日程の都合を理由に断られ続けました。このため、石破幹事長が28日、安倍総理に「党の外交をバックアップしてほしい」と直接、お願いした結果、出発直前にバイデン副大統領らとの会談が何とか決まりました。自民党からは、「オバマ大統領の来日後に会っても何の意味も無い」と冷ややかな声も出ています。こうした声を跳ね返せるかどうかがこの外遊で試されることになりそうです。

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