公明党が憲法記念日アピール案「慎重に議論すべき」[2014/04/30 19:07]

 公明党が来月3日に発表する「憲法記念日アピール」の案が明らかになりました。集団的自衛権については「慎重に議論を尽くすべき」としています。

 アピール案では、まず集団的自衛権のこれまでの政府解釈は国際社会などに定着していると指摘しました。その上で、憲法解釈の変更については「慎重に議論を尽くし、幅広い国民的な合意を形成するとともに、諸外国への説明努力が求められる」としています。公明党は、これまで集団的自衛権の行使容認については慎重姿勢を強調してきましたが、アピール案ではあえて賛否に触れず、安倍総理大臣へのけん制一辺倒の姿勢から転換しました。連休明けに本格化する与党協議に議論の余地を残した上で、世論や官邸の動きを見極めたい考えです。

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