「改憲は不要」ワシントンで初講演の石破幹事長[2014/05/01 05:56]

 ワシントンを訪問している自民党の石破幹事長は、集団的自衛権について「憲法改正は必要無い」と述べ、解釈の見直しで与党内の議論をまとめる考えを強調しました。

 (政治部・水頭洋太記者報告)
 就任後、初めてワシントンで講演をした石破幹事長ですが、安倍総理大臣に対して「若干の違いがある」としながらも持ち上げて見せました。
 自民党・石破幹事長:「安倍総理は高い理想を持ちつつ、そして世界平和を心から願っている。そのような政治家であります」
 石破幹事長は集団的自衛権について、憲法を改正しないで解釈の見直しで行使出来るという考えを強調しました。さらに、集団的自衛権の適用範囲について、中国や北朝鮮を念頭に「必要最小限度での行使」で与党内で議論を進めていることをアピールしました。国家安全保障基本法を成立させてから、自衛隊法改正などの法整備をするという石破幹事長の持論を抑えて、安倍総理と足並みをそろえた形です。憲法解釈の見直しに慎重な姿勢を崩していない公明党に対しても強いメッセージといえそうです。

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