バイデン副大統領が石破氏に「日韓関係の改善を」[2014/05/02 05:51]

 ワシントンを訪れている自民党の石破幹事長はバイデン副大統領と会談し、慰安婦問題などで冷え切った韓国との関係改善に取り組むよう要請されました。

 (政治部・水頭洋太記者報告)
 30分ほどにわたって行われたバイデン副大統領との会談では、集団的自衛権の行使は日米同盟の強化につながるという認識で一致しました。
 自民党・石破幹事長:「集団的自衛権の行使を可能とすることによって日米同盟が強化され、そしてそのことによってアジア太平洋地域の抑止力が高まる」
 自民党の幹部がアメリカの副大統領とホワイトハウスで会談するのは、小泉政権の時の安倍幹事長代理以来、10年ぶりです。集団的自衛権でバイデン副大統領から改めてお墨付きを得た石破幹事長は、公明党との議論を出来る限り早くまとめる方針です。また、安倍総理大臣の靖国参拝に激怒したバイデン副大統領は韓国との関係改善を強く求めました。これに先立って行われたヘーゲル国防長官との会談でも、日米韓の連携の強化が必要だと指摘しました。冷え切った日韓関係が日米同盟のトゲとなっていることが浮き彫りになりました。

写真提供:米国防総省

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