“カジノ法案”審議入り 総理「成長戦略の目玉に」[2014/06/18 11:49]

 日本でカジノを解禁し、複合型リゾート施設の整備を進めるいわゆる「カジノ法案」。この安倍総理大臣肝煎り(きもいり)の法案が18日、衆議院で審議入りします。安倍総理は「成長戦略の目玉になる」と強い期待感を示しています。

 (政治部・高松亜也子記者報告)
 法案提出者の細田幹事長代行は、カジノ設置のメリットを強調しました。
 自民党・平将明衆院議員:「IR(複合観光施設)推進の導入には、どのような効果があるのか」
 法案提出者、自民党・細田幹事長代行:「国際観光の振興、国際会議機能の強化、文化の振興、魅力ある都市づくり、地域活性化など非常に幅広い波及効果が期待される」
 一方で、デメリットもあります。18日の委員会質疑でも、治安の悪化や暴力団の介在、ギャンブル依存症の人が増えるなどの問題が指摘されました。残り会期実質3日というなかで審議入りしたのは、来週にまとめる「成長戦略」を前に、少しでも実現に向けて進んでいることをアピールしたい狙いです。しかし、今国会中の審議は18日で終わりますが、秋の臨時国会での成立を目指し、2020年の東京オリンピックまでに「日本初のカジノ」を設置したい考えです。

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