海江田代表と距離を置く議員の動き活発化 民主党[2014/06/18 15:08]

 通常国会の会期末を控え、民主党内で海江田代表と距離を置く議員の動きが活発化しています。若手議員らが、代表選出馬の要件緩和を求める署名を執行部に提出しました。

 岸本周平民主党衆議院議員:「沈滞した党内に何か活性化のための石を投げて波紋を広げるということでやりましたので、それなりの効果があったかなと思います」
 民主党の若手議員有志は、代表選出馬の要件の緩和を求める所属議員23人分の署名を大畠幹事長に提出しました。こうした動きの背景には、海江田代表に代わる新しい顔で民主党の復活を図るべきだという危機感があり、代表選挙への若手の出馬を促す狙いがあります。一方、執行部と距離を置く野田前総理大臣のグループの会合では、参加者から「参院選から1年経っても民主党の状況は好転していない」という声が相次ぎました。また、玄葉前外務大臣も維新の橋下グループの若手議員と会談するなど、野党再編に向けた連携を模索しています。海江田執行部に批判的な議員らは、20日の両院議員総会で今後の党勢拡大に向けた見通しに関して海江田代表に説明を求めています。

こちらも読まれています