「海江田降ろし」が噴出 民主党が両院議員総会[2014/06/24 11:48]

 民主党は、この1年を総括する両院議員総会を開きました。「このままでは野党再編が進まず、次の選挙に勝てない」と、公然と海江田降ろしの声が出るなか、海江田代表はどういった方針を示したのでしょうか。

 (政治部・朝日健一記者報告)
 海江田代表は「自らの手で野党の結集を進める」と述べ、続投に意欲を示しました。
 民主党・海江田代表:「(再編を視野に)野党との協力関係を進めていかなければいけないと考えている。来るべき国政選挙では力を合わせていこうと」
 また、今後、野党再編に向けて他の野党との話し合いを加速させるとしたうえで、「団結した民主党が中心にいることが極めて重要」と述べ、海江田降ろしの動きを牽制(けんせい)しました。ただ、参加議員からは、代表への不満の声が相次ぎました。
 民主党・大串議員:「大変、厳しい状況に変わりはない。代表選を行うことも含めて考えてほしい」
 民主党・蓮舫参院議員:「一緒に民主党でもう一回、頑張ろうという声が残念ながら届いていない、広がっていない」
 海江田代表は、また来月に話し合いたいと押し切りましたが、党内の不満を払拭する具体策は見いだせておらず、海江田降ろしの動きはくすぶり続けています。

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