「認定こども園」返上検討が増加 新制度で補助金減[2014/07/23 11:58]

 幼稚園と保育所の機能を併せ持つ「認定こども園」について、政府は来年度から制度を刷新しますが、認定の返上を検討するこども園が増えていることが分かりました。

 認定こども園には現在、幼稚園と保育所に対する補助金が両方支給されていますが、新制度に伴って一本化され、園児の多いこども園ほど1人あたりの補助金が減ることになります。最大の業界団体である「全国認定こども園協会」が行った緊急調査では、新制度で補助金が減ることを懸念して「認定こども園をやめることを検討中」と答えた園が、回答したこども園の25%にあたる50施設に上りました。認定の返上が相次げば、待機児童の解消に逆行する可能性が出てくることになります。

こちらも読まれています