日本の投資促進などで一致 日コロンビア首脳会談[2014/07/30 05:54]

 安倍総理大臣は、日本の総理として初めて南米のコロンビアを訪れ、サントス大統領との会談で、日本企業がコロンビアの天然資源開発への投資を進めていくことなどで一致しました。

 (政治部・吉野真太郎記者報告)
 治安の悪さで有名なコロンビアですが、近年、急速に改善しています。経済成長も順調で、今や中南米でも有数の地位を占めているんです。
 安倍総理大臣:「経済関係を中心とする二国間関係の進展や、北朝鮮や国連など国際社会の課題にともに取り組んでいくことで一致しました」
 サントス大統領の関心も経済です。日本をアジアの最重要投資国と評価し、「今後も増やしていくポテンシャルがある」と強調しました。共同声明にも、石油や石炭など天然資源開発に対する日本の投資を促進していくことが明記されたほか、両国間の貿易を活発にするためEPA(経済連携協定)交渉を加速化させることも盛り込まれました。成長戦略を掲げる安倍政権としては、経済面での関係を強化し、コロンビアの成長を取り込んでいきたい考えです。

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