内閣改造で“入閣”は…石破グループが初の研修会[2014/08/08 11:49]

 来月の内閣改造で対応が焦点となっている自民党の石破幹事長が、自らに近い議員らと研修会を開いています。安倍総理大臣は石破氏に新設する安保法制担当大臣を打診しましたが、将来の総理を目指す石破氏、ここで入閣すべきか、それとも幹事長続投か、はたまた役職を離れて総裁選に備えるべきか、悩みは深そうです。

 (政治部・水頭洋太記者報告)
 30人ほどが集まって、新潟・湯沢町のホテルで初めての研修会が開かれています。来月の内閣改造に向けて存在感をアピールするのが狙いです。
 自民党・石破幹事長:「派閥なるもの、つまり政策研究会はいっぱいありますが、その中の一つに無派閥の先生方の集まりがある。そこで研鑽(けんさん)を重ねられることは、大きな意義のあることだと思っています」
 石破幹事長を総理にするために集まったメンバーですが、内閣改造への対応を巡ってはグループ内でも意見が分かれています。「無役になって次の総裁選で勝負するべき」という議員もいる一方で、「幹事長を続投して党内の基盤を強くするべきだ」という声もあります。ただ、安倍総理に封じ込められるとして、入閣を求める声はほとんどありません。石破幹事長本人は、安保法制担当大臣を断って幹事長を続投したいのが本音ですが、安倍総理の意向もあって厳しい判断を迫られています。

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