岸田外務大臣、ASEANと日中韓の外相会談に出席[2014/08/09 17:47]

 ミャンマーを訪れている岸田外務大臣は、ASEAN(東南アジア諸国連合)と日中韓の外相会談に出席し、北朝鮮の核やミサイル問題などについて協議しました。

 (政治部・藤川みな代記者報告)
 日中、日韓関係が冷え込むなか、ASEAN+日中韓の外相会議が行われ、3カ国の外務大臣が約1年ぶりに顔を合わせました。この会議で岸田大臣は、北朝鮮の核ミサイル問題は「国際的な脅威だ」と指摘したうえで、拉致被害者らの再調査を注意深く見極める方針を説明しました。また、南シナ海の領有権問題で法の支配の重要性を訴え、平和的解決を求めています。そして、9日夜、約11カ月ぶりの日韓外相会談を行い、安倍総理大臣と朴槿恵(パク・クネ)大統領の首脳会談実現に向け、意見交換します。慰安婦問題を巡る河野談話の検証についても改めて説明し、問題解決の可能性を探る見通しです。さらに、アメリカのケリー国務長官も交えて日米韓3カ国の外相会談も行われ、北朝鮮の問題について連携を確認する方針です。

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