外相レベルなど対話継続で一致 日韓外相会談[2014/08/10 00:19]

 ミャンマーを訪問中の岸田外務大臣は、韓国の尹炳世(ユン・ビョンセ)外相と会談し、外相レベルも含めた対話を継続することで一致しました。

 韓国・尹炳世外相:「河野談話検証の強行、防衛白書の発表など、日本側による相次ぐ措置。極端な反韓デモやヘイトスピーチなどで両国関係は大きく損傷された」
 会談の冒頭、岸田大臣は「良好な日韓関係はアジア太平洋地域の平和に不可欠だ」という考えを示しました。これに対し、尹外相は、安倍総理大臣の靖国参拝や河野談話の検証など具体例を数多く挙げて、日本の対応を強く批判しました。両外相は、今後も慰安婦問題などを協議する局長級協議を継続することや、外相レベルも含めて頻繁に意思疎通を行うことで一致しましたが、韓国側は厳しい姿勢を崩していないことから、首脳会談実現の見通しは立っていません。

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