幹事長に谷垣氏 閣僚人事も決定 内閣改造[2014/09/03 05:50]

 安倍総理大臣は3日、内閣改造と自民党役員人事を行います。焦点となっていた自民党の幹事長には、谷垣法務大臣の起用を決めました。

 幹事長に決まった谷垣氏は、野党時代に総裁を務め、自民党の政権復帰に貢献しました。総裁経験者の幹事長起用は異例のことで、安倍総理としては重鎮を据えることで、挙党態勢を築く狙いがあるものとみられます。また、選挙を取り仕切る選対委員長には、茂木経済産業大臣が就くことが決まりました。一方、閣僚人事ですが、小渕元少子化担当大臣を経済産業大臣に、高市政調会長を総務大臣にそれぞれ起用するほか、松島経済産業副大臣を法務大臣に、山谷参議院政審会長を拉致問題担当大臣にそれぞれ初入閣させます。さらに、有村元文部科学政務官の初入閣も決まりました。女性閣僚は過去最多だった第1次小泉内閣に並ぶ5人になります。このほか、塩崎元官房長官が厚生労働大臣に、竹下元財務副大臣が復興大臣に決まったほか、山口前財務副大臣、望月元国土交通副大臣の初入閣も固まりました。安倍総理は、夕方には記者会見で今回の人事の狙いを説明することにしています。

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