女性5人が入閣 今回の内閣改造の狙いは?[2014/09/03 10:33]

 今回の内閣改造の狙いはどこにあるのでしょうか。

 (政治部・足立直紀記者報告)
 今回、女性議員5人の入閣が決まりました。2001年に小泉政権がスタートした時の過去最多に並びました。安倍総理大臣としては、成長戦略の一環として、安倍政権が掲げている「指導的立場の女性の割合を3割にする」という目標を「まず隗(かい)より始めよ」で実現した形です。一方で、全体を見渡すと、女性議員も含めて、派手さよりも地味に政策を積み重ねてきたタイプの議員が並んでいます。年金基金の運用改革を唱える塩崎恭久さんを厚生労働大臣に起用したり、農協改革に意欲的な西川公也さんを農林水産大臣に就けたりと、アベノミクスにとっての要所要所に改革派を据えました。ただ、今回の人事で初入閣は8人と、60人ほどいる「入閣適齢期」議員の一部しか処遇できなかったため、入閣できなかった議員たちの不満を抑えきれるかどうかが、この先の政権運営を占うカギになりそうです。

こちらも読まれています