「日本を支持」日・バングラデシュ首脳会談[2014/09/07 05:53]

 バングラデシュのハシナ首相は、安倍総理大臣との会談で、来年の国連安保理非常任理事国選挙での立候補を取り下げ、日本を支持する方針を表明しました。

 安倍総理は、両国の国旗が似ていることを引き合いに「兄弟関係のように助け合い発展しよう」と呼び掛けました。
 バングラデシュ・ハシナ首相:「バングラデシュは、日本のために(非常任理事国選挙の)立候補を辞退する」
 安倍総理大臣:「安保理選挙の立候補を取り下げ、我が国を支持する決断をされたことを深く感謝申し上げる次第であります」
 ハシナ首相が立候補辞退を表明した背景には、日本が経済的な支援を続けてきたことがあります。安倍総理は首脳会談で、ベンガル湾での産業地帯建設やインフラ整備など今後、4、5年間で最大6000億円規模の追加支援を行うと改めて表明しました。また、両首脳は中国の海洋進出などを念頭に、国際的な問題は法の支配にのっとって平和的に解決されるべきだということで一致しました。バングラデシュが立候補を取り下げたことから、外務省幹部は、日本の非常任理事国入りが優位になったと自信を強めています。

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