安倍総理「すべての国が参加する新たな枠組みを」[2014/09/24 05:54]

 安倍総理大臣は国連の気候変動サミットに出席し、地球温暖化対策として、すべての国が参加する新たな枠組みが必要だと訴えました。

 安倍総理は各国の首脳たちに温暖化対策への行動を呼び掛けました。
 安倍総理大臣:「2015年は人類が美しい星へと向かう岐路です。すべての国が参加する枠組みが必要です」
 そのうえで、途上国支援として、3年間で気象や防災の専門家1万4000人を育成すると約束したほか、温室効果ガスの排出量を監視する衛星を打ち上げる考えも表明しました。しかし、肝心の日本の2020年以降のCO2削減目標については、「できるだけ早期に提出することを目指す」と述べるにとどまりました。福島第一原発事故以降、エネルギー政策の見直しが迫られていますが、原発や再生可能エネルギーをどういう割合にするのか決まっていないからです。アメリカや中国は来年3月までに目標を提出するとしているなか、日本は提出時期すらも示せない形です。世界に後れを取らずに方針を定める必要に迫られています。

こちらも読まれています