安倍総理 国連演説「常任理事国」入りに意欲[2014/09/26 05:50]

 安倍総理大臣は国連総会で演説し、安全保障理事会を改革して常任理事国になると意欲を示しました。

 (政治部・足立直紀記者報告)
 演説の冒頭、安倍総理は世界各地で起きている危機への対応を表明し、国際貢献への姿勢をアピールしました。エボラ出血熱の拡大防止のために40億円余りを、過激派組織「イスラム国」対策のために中東地域に50億円余りを新たに支援します。そのうえで、国連が創設70周年を迎える来年、まずは安保理の非常任理事国に立候補すると表明し、さらには、安保理改革をして常任理事国入りする意欲を示しました。
 安倍総理大臣:「日本は国連安保理の常任理事国となり、その地位にふさわしい役割を担っていきたいと考えている」
 しかし、常任理事国を増やすことには現メンバーのアメリカや中国が慎重・反対で、改革を目指す4カ国が集まりましたが、打開策はみえていません。一方で、安倍総理は、去年の演説で触れた中国への批判は避け、関係改善に向けた配慮もみせました。

こちらも読まれています