自衛隊のさらなる貢献を検討 PKOで安倍総理大臣[2014/09/27 05:52]

 ニューヨークを訪れていた安倍総理大臣は、国連のPKO(国連平和維持活動)に関する会合でスピーチし、「自衛隊によるさらなる貢献を検討する」とアピールしました。

 安倍総理大臣:「今後ともPKOの早期展開を支援し、質の高い活動を実現するため、自衛隊によるさらなる貢献を検討します」
 安倍総理は、集団的自衛権の行使容認と併せて、PKOでも武器使用基準の見直しなどの法整備を行い、ミッション司令部などの重要ポストにも自衛官を派遣する方針を示しました。日本は、来年の国連創設70周年を節目に、安保理改革を行ったうえでの常任理事国入りを目指しています。大票田であるアフリカへのPKO派遣も念頭に、国際貢献する姿勢をアピールする狙いです。一連のニューヨーク滞在で安倍総理は、気候変動対策や女性の活躍、経済再生とあらゆる分野で世界をリードしていく意欲を訴えました。しかし、今まさに起きているエボラ出血熱やイスラム国などの危機に対しては、経済支援こそ表明したものの、存在感を出し切れずに終わった感が否めません。

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