蓮池薫さんと極秘に意見交換 外務省斎木次官ら[2014/10/10 10:31]

 外務省の斎木事務次官らが拉致被害者の蓮池薫さんと極秘に面会し、残る被害者らの帰国について意見交換をしていたことが分かりました。

 面会は先月下旬に東京都内にある外務省の関連施設で行われ、斎木次官のほか、北朝鮮との交渉に直接携わる伊原アジア大洋州局長ら3人が蓮池さんから約3時間にわたって話を聞きました。2002年に帰国した蓮池さんは北朝鮮で一時、横田めぐみさんや田口八重子さんらと同じ地区で生活していました。関係者によりますと、外務省側が拉致被害者や特定失踪者らの現状や北朝鮮の出方について意見を求めたのに対し、蓮池さんは制裁解除のほか、過去の歴史の清算も含めて、北朝鮮が情報を出しやすい環境を作ることも必要という考えを示したということです。

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