安倍総理、消費増税10%への引き上げ延期を示唆[2014/10/20 14:30]

 安倍総理大臣が来年10月に予定している消費税率の引き上げについて、延期する可能性を示唆したとイギリスの新聞が伝えました。

 フィナンシャル・タイムズの電子版は19日、安倍総理がイタリアを訪問中に行ったインタビュー記事を掲載しました。安倍総理は、消費税率の10%引き上げが「次世代の年金と福祉の財源確保に必要」と強調しましたが、「経済が失速すれば税収は増えず、無意味だ」と述べ、引き上げ時期の先送りを示唆したとしています。今年4月の増税以降、消費の落ち込みが続いていることから慎重な姿勢を示したとみています。また、最近の円安傾向については、「影響を受けている中小企業への対策が必要」と警戒感を示しました。一方で総理は、アベノミクスの成果についても触れ、「デフレの懸念は払拭した」と強調したということです。

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