代表団“北”に「行くリスク、行かないリスク」[2014/10/27 17:00]

 北朝鮮による再調査の初回の報告は、「夏の終わりから秋の初め」に行うことでそもそも合意していました。しかし、先月、北朝鮮が「調査は初期段階」と伝えてきたため、日本が「結果を速やかに通報するべき」と要望。それに対し、北朝鮮が、今度は「説明を受けるなら、平壌に来て特別調査員会から聞くのが合理的」と訪朝を求めてきました。日本は、金正恩第1書記から特別な権限を与えられた特別調査委員会の除大河(ソ・テハ)委員長と直接会って、調査の状況を確認したい考えです。日本の政府代表団が訪朝することについては、当初、拉致被害者家族会から反対する声も出ていましたが、最後は安倍総理大臣が「派遣しないことによって、今後、調査を行うことができなくなるリスクを考えて判断した」と派遣の理由を話しています。

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