円安の影響を巡り論戦 参院・予算委に総理が出席[2014/11/04 11:49]

 国会では、安倍総理大臣が出席して、参議院の予算委員会で集中審議が行われています。日銀の金融緩和で円安が進んだことによる日本経済への影響を巡り、論戦となりました。

 (政治部・小田川雄一記者報告)
 民主党の櫻井充参院議員は「円安による材料費の高騰で、中小企業が苦しくなっている」と安倍総理を追及しました。
 民主党・櫻井充参院議員:「金融緩和を行った結果、こうやって円安がどんどん進行してきている。この円安は、まさしくアベノミクスの副作用の一つだと思う」
 安倍総理大臣:「今回の決断も、おおむね好感を持って迎えられているのではないかと思う」
 民主党・櫻井充参院議員:「安倍総理の自身の判断として、国民の生活は良くなっていると思うか」
 安倍総理大臣:「円安の変化に対応するために、しっかりと我々もできることはやっていきたい」
 櫻井氏は「株を持っている人しかアベノミクスの恩恵を受けていない」と指摘したのに対し、安倍総理は「株価上昇の資産効果で消費が増え、お金が回っていく」と強調しました。安倍政権としては今後、消費増税を判断していくなかで経済対策を打ち出していく考えです。

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