「ここまできたら止められない」永田町ヒートアップ[2014/11/12 17:03]

 安倍総理大臣が来週中の解散を検討していることを受けて、各党、来月14日の投開票に向け、急ピッチで準備を始めました。年内の総選挙を巡る永田町の動きは具体化しているのでしょうか。

 (政治部・長谷川由宇記者報告)
 「ここまできたら解散は止められない」と、永田町では年内の選挙を前提とした動きが加速しています。自民党幹部によりますと、10日に北京に滞在中だった安倍総理が、伊吹衆議院議長に電話を掛けたことが新たに明らかになりました。近く解散する考えを伝えたものとみられています。こうした動きを受けて、自民党内には「追い込まれるよりも、多少、議席を減らしても今やる方がいい」というムードが広がりつつあります。解散風の余波は国会の法案審議にも及んでいます。法案審議に急ブレーキが掛かり、与党内からは「総理が解散を明言しないと野党とも交渉ができず、法案成立のめどが立たない」との声が上がっています。
 一方、野党は不意を突かれた形となりました。民主党内では「他の野党との政策作りも間に合わない」と危機感が広がっています。選挙用のポスターやビラを発注する動きも広がるなど、肝心の安倍総理が留守のなか、永田町は早くもヒートアップしています。

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