選挙前の風物詩? 「議員の生き残り作戦」が佳境[2014/11/20 17:54]

 21日の衆議院解散を前に、19日に解党を決めたみんなの党の2人の議員が民主党に入党するなど、選挙へ向けた各党の動きが慌ただしくなってきました。

 (政治部・千々岩森生記者報告)
 解散前夜の永田町では、選挙前の風物詩ともいえる「議員たちの生き残り作戦」が佳境を迎えています。
 民主党に入党申請した山内衆院議員:「今は民主党に期待するしかないのではないか、そういう思いで入党をお願いした」
 解党を決めたみんなの党から20日に民主党に入党を申請したのは、山内議員と中島議員です。ほかに、与党との連携を模索する渡辺前代表や野党連携を図る浅尾代表などバラバラです。また、生活の党も、所属議員が離党と民主党への合流で最終調整しています。そんななか、民主党の田中眞紀子前議員は、今回の選挙に出馬しないと幹部に伝えました。
 一方で、自民党と公明党は、選挙公約に2017年4月の「消費税率10%引き上げ」に合わせて、例えば食品など、特定の品目の税率を下げる「軽減税率」の導入を盛り込むことを決めました。野田税調会長からの報告を受けた安倍総理大臣は、「内容を具体的に決めていくのは、まだ大変な道のりだろう」と述べ、対象品目の線引きなど難しい調整が必要との考えを示しています。

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