“一強多弱”の打破目指す 野党 安倍政権を批判[2014/11/21 11:49]

 まもなく衆議院が解散されます。来月2日公示、14日投開票の衆議院選挙に向けて、事実上の選挙戦がスタートします。野党側も選挙態勢の準備を急いでいます。

 (政治部・小池直子記者報告)
 議場では、これまで与党が3分の2以上の議席を占めていました。一強多弱を打破できるかどうかが焦点です。
 民主党・枝野幹事長:「選択肢が必要である。国会に緊張感が必要である。そのためには民主党を頑張らせるしかない」
 民主党は、「安倍政権の経済政策は失敗だ」として対決姿勢を強めていく方針です。21日午後にも150人近くの公認候補を発表します。また、維新の党は、規制改革や国会議員の定数削減を柱とした公約を作成していますが、最大の焦点は橋下大阪市長が出馬をするのか否かです。週末にも決断することにしています。さらに、次世代の党は、追加金融緩和の撤回を求めるなどアベノミクスの軌道修正を訴えていく方針です。生活の党は、鈴木幹事長ら2人が民主党に出戻ることが決まっています。党に残った小沢代表を中心に選挙戦に臨みます。共産党は、ほぼすべての小選挙区に候補者を擁立し、消費税増税中止を訴えることにしています。また、社民党は、原発再稼働の反対などを公約とする方針です。共倒れを防ぐために候補者擁立を調整してきた野党ですが、時間切れを目前に民主党幹部は「戦って決着をつけるしかない」として、選挙戦に突入することになります。

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