自公が3分の2の議席を確保 民主・維新は伸び悩み[2014/12/15 05:50]

 衆議院選挙は、14日に投開票が行われ、自民党と公明党が引き続き3分の2の議席を占め、勝利を収めました。一方、民主党や維新の党は伸び悩み、共産党が倍増以上の議席を獲得しました。

 自民党・安倍総裁:「憲法改正は、我が党にとっては悲願ですし、立党以来の目標でございます。3分の2の多数を形成しなければいけない。大変、高いハードルですし、まだそこには至っていないわけです。これ、衆参ですから、まずはそれに向かって努力をしていく」
 自民党は公示前の295議席から追加の公認を含めて291議席とわずかに減らしましたが、公明党は候補を擁立した9つの選挙区で勝利したほか、比例区でも議席を伸ばし、35議席を獲得。与党として3分の2の議席を維持しました。
 民主党・海江田代表:「国民の『安倍政権を何とかしてほしい』という声が強かったと思うが、その声を十分に党の議席につなげることができなかったことについては、反省しなければいけない」
 民主党は73議席を獲得しましたが、海江田代表が落選し、代表辞任の意向を示していることから党の態勢立て直しが急務となります。また、維新の党は公示前の議席からわずかに減らす41議席を確保、次世代の党や生活の党、社民党はそれぞれ2議席の獲得にとどまり、野党再編の動きにつながる可能性もあります。
 共産党・志位委員長:「安倍さんはこの道しかないと言われるが、別の道があるということを提起して戦ってきた。そういうきっぱりとした対決姿勢と同時に、対案を示してきたということが評価を頂けたのかなと」
 一方、共産党は、公示前勢力を倍増して14年ぶりに21議席を確保し、存在感を示しました。

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