安倍総理帰国の途に 関係国に協力を要請[2015/01/21 05:52]

 過激派組織「イスラム国」が日本人2人を人質に取り、2億ドル、日本円で約240億円の身代金を要求しています。今回の問題を受けて、中東を歴訪中の安倍総理大臣は、予定を繰り上げて帰国の途に就きました。帰国後、直ちに総理官邸に向かうことになります。

 (政治部・水頭洋太記者報告)
 安倍総理は、パレスチナ自治政府のアッバス議長との会談で、早期解決に向けた協力を求めました。
 安倍総理大臣:「人命を確保するために情報収集を始め、パレスチナ側の支援をお願いしたい」
 これに対し、アッバス議長は「日本人2人が解放されることを強く望む」と述べ、必要な支援を行っていくことを表明しました。安倍総理は、ヨルダン、トルコ、エジプトの首脳と相次いで電話会談を行って協力を要請し、それぞれの国から支援の確約を取り付けました。帰国後、直ちに官邸に入り、自ら陣頭指揮を執るものとみられますが、72時間という期限があるなかで難しい対応を迫られることになります。

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