迫る期限…政府、いまだ「イスラム国」と接触できず[2015/01/22 10:31]

 過激派組織「イスラム国」が日本人2人を人質に身代金を要求していますが、これに対し、日本政府は夜通しで対応にあたっています。

 (政治部・足立直紀記者報告)
 安倍総理大臣は22日午前、泊まっていた隣の総理公邸から総理官邸に入りました。
 安倍総理大臣:「(Q.『イスラム国』が設定した期限が迫りますが、対応に進展は?)…」
 また、外務省に入った斎木事務次官は、「政府を挙げて、各国のネットワークをフルに活用して情報収集に全力を挙げている」と強調しました。しかし、2人の殺害予告を政府が確認してからすでに44時間が経とうとしていますが、政府はいまだにイスラム国側と接触できていません。関係国や地域の部族長、宗教指導者など、あらゆる手段を通じて接触を試みています。ただ、ある政府幹部は「昔は部族の長などが入って機能したが、今はもう全然、状況も違う」と述べて、手探りの状況が続いていることを示唆しています。

こちらも読まれています