「罪償わせる」テロ対策で国際社会と連携 日本政府[2015/02/02 05:51]

 「イスラム国」が後藤健二さんを殺害したとする映像を公開したことを受け、日本政府は、「その罪を償わせる」とテロ対策で国際社会と連携していく方針です。

 安倍総理大臣は1日夜、ヨルダンのアブドラ国王と電話会談し、人質事件での協力に謝意を示しました。そのうえで、「卑劣極まりない行為に怒りを覚える。テロリストを許さない」と述べて、イスラム国を強く非難しました。また、中東への食糧や医療など人道支援を拡充するなど、テロとの戦いで責任を果たしていく考えを伝えました。
 岸田外務大臣:「非軍事的な取り組みにおいて、我が国としてしっかり貢献していくことが期待されているのではないか」
 日本政府は、テロ対策として各国と連携しながら非軍事的な貢献を進めていく考えです。また、海外にいる日本人の安全確保に努めるほか、国内でのテロを防ぐため、出入国管理など水際対策を強化する方針です。政府・与党は2日、緊急で幹部が集まり、こうした方針を確認する考えです。

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