自民 財政再建策の検討委設立 社会保障費抑制が軸[2015/02/05 23:54]

 自民党は、国の中期的な財政再建計画を議論するための委員会を立ち上げました。社会保障に関する予算の削減についても検討する考えです。

 5日の委員会では、「世代間の公平性と財政の持続可能性を確保する」として、社会保障費の抑制を軸に国の財政再建策を検討する方針を確認しました。委員会には自民党の中川秀直元幹事長も出席し、2006年に歳出削減を打ち出した際の党内や世論の反発について説明しました。出席した議員からは「政治的な影響を考えるべきだ」として、社会保障費の抑制が選挙に与える影響を懸念する声も上がりました。委員会では、6月をめどに具体案を取りまとめ、2020年に国と地方を合わせた基礎的財政収支の黒字化を目指す政府が夏に決定する新たな財政再建計画に反映させたい考えです。

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