翁長知事 許可区域外での基地建設作業停止を指示[2015/02/17 05:50]

 沖縄県名護市辺野古への基地建設に向けた政府の作業が進んでいます。沖縄県の翁長雄志知事は、岩礁の破砕が許可されている区域外での作業をやめるよう沖縄防衛局に指示しました。

 翁長知事は16日、アメリカ軍キャンプシュワブの海域での工事に関する文書を沖縄防衛局に提出しました。文書では、去年8月に沖縄県が岩礁破砕の許可を出した埋め立て予定区域以外の場所で、コンクリート製の構造物を設置したり、すでに設置した構造物の移動を停止するよう指示しています。
 沖縄県・翁長雄志知事:「今回の指示を沖縄防衛局は真摯に捉え、適切に対応してもらいたい。今後も県の有するあらゆる手法を用いて、“辺野古に基地は造らせない”との公約実現に向けて取り組んでいく所存」
 キャンプシュワブの海域では、埋め立て予定地の外の海域にもコンクリートのブロックを投入し、サンゴを破壊していることなどが明らかになっています。翁長知事は文書のなかで、「指示に従わない場合は、これまでに出した(岩礁破砕)許可を取り消すことがある」としています。また、27日から現場海域を県が直接、調査することも明らかにしました。

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