「マイナンバー制度」認知度広がらず 内閣府調査[2015/02/19 23:11]

 社会保障と税の情報を一元管理する「マイナンバー制度」が来年1月から始まるにもかかわらず、国民の認知度が広がっていないことが内閣府の調査で明らかになりました。

 それによりますと、マイナンバー制度を「内容まで知っていた」と答えた人は28.3%にとどまりました。「内容は知らなかったが、言葉は聞いたことがある」とした人は43.0%で、「知らなかった」という人が28.6%に上りました。マイナンバー制度は、国民に番号を割り振って社会保障や税などの情報をつなぐもので、今年10月から番号が個人に通知され、来年1月からは利用が開始されます。内閣府は「制度に対する広報が不十分だった」として、今後は多様なメディアを活用して認知を広めたいとしています。また、調査では、マイナンバー制度で個人情報が扱われることへの不安について「個人情報が漏えいすることによるプライバシーの侵害」や、「マイナンバーや個人情報の不正利用による被害」を挙げた人がそれぞれ3分の1ずつを占めました。

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