秘密保護法の運用、国会でチェック 衆院の8人選任[2015/02/26 15:00]

 政府による特定秘密保護法の運用を国会がチェックする「情報監視審査会」の衆議院側の委員8人が選任されました。

 委員には、自民党の額賀福志郎議員や平沢勝栄議員ら与党から6人が選任され、野党からは民主党の松本剛明議員、維新の党の井出庸生議員の2人が選任されました。情報監視審査会は、政府が行う特定秘密の指定や解除などについて、調査や審査をしたうえで、問題がある場合には政府や省庁に対して勧告を行います。ただ、審査の対象となる382事項の特定秘密について政府が名称すら明らかにしていないことや、審査会の勧告にも強制力がないことから、野党側はチェック機能が働かない恐れがあると指摘しています。参議院でも近く委員を選出し、衆参それぞれで審査会が発足することになります。

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