1月の世帯の消費支出 前年同月比で大幅マイナス[2015/02/27 15:00]

 総務省の家計調査で、2人以上の世帯の1月の消費支出が前の年の同じ月に比べ、大幅に減少しました。消費者物価指数も上昇傾向が続いています。

 総務省が発表した1月の家計調査では、2人以上の世帯の消費支出は28万9847円で、実質で5.1%の減少となりました。消費支出は、消費税率が引き上げられた去年4月以降、10カ月続けてマイナスが続いています。前年割れとなった期間は、東日本大震災直後の2011年3月から11月までの9カ月を上回ったほか、減少幅も去年12月の3.4%から拡大しました。また、勤労者世帯の実収入は44万226円で、前の年の同じ月に比べ、実質で2.3%減少しています。一方、1月の全国の消費者物価指数は、生鮮食品を除いて前の年の同じ月に比べ、2.2%上昇しました。上昇したのは20カ月連続ですが、原油価格下落の影響で、上昇幅は縮小しています。

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