「文官統制」見直しでも「文民統制」保持 中谷大臣[2015/03/03 19:48]

 中谷防衛大臣は、文官である防衛官僚が自衛官を統制すると解釈される規定の見直しについて、「シビリアンコントロール」の原則は変わらないという考えを強調しました。

 民主党・辻元清美議員:「(歴代の総理が)この文官統制についても『大事なシビリアンコントロールの1つである』と答弁されているわけですが、中谷さんはこれはそうではないと」
 中谷防衛大臣:「シビリアンコントロールというのは、まさに政治家がコントロールするということだ。あくまでもシビリアンコントロールというのは、政治家たる防衛大臣、また、それを補佐する防衛副大臣、そして政務官、これが行っていくものだと認識している」
 衆議院の予算委員会では、民主党の辻元議員が、官僚が自衛官を統制する「文官統制」はシビリアンコントロールのために重要な役割だとただしました。これに対して中谷大臣は、政治家である大臣が自衛官を統制することがシビリアンコントロールの意味だという認識を強調し、防衛官僚が自衛官を統制するという意味ではないという考えを示しました。そのうえで、「文官と自衛官が、車の両輪のごとく調整して大臣を支えていくべきだ」と法律の改正に理解を求めました。

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