安倍総理シンガポールへ出発 強行日程で国葬へ[2015/03/29 11:53]

 安倍総理大臣は、23日に亡くなったシンガポールのリー・クアンユー元首相の国葬に参列するため、羽田空港を出発しました。

 (政治部・原慎太郎記者報告)
 今回の参列は、30日も国会審議が待ち受けるなか、29日早朝に出発し、30日未明に帰国する滞在5時間という異例の強行日程です。
 安倍総理大臣:「リー・クアンユー元首相は、シンガポールの建国の父であり、アジアの繁栄の、ASEAN(東南アジア諸国連合)の繁栄の礎を築いた偉大なリーダーであったと思う」
 政府内には、あまりにも強行な日程だったことから、今回の弔問に反対する声もありましたが、安倍総理は自らの意思で出席することを選びました。リー元首相と何回も会談したことがある安倍総理には、直接、弔意を示したいという個人的な強い思いがあるからです。一方で、韓国の朴槿恵(パク・クネ)大統領など各国の首脳が招待されているなかで、日本はシンガポールとの関係を、ひいてはASEANやアジアとの関係を重視しているという姿勢を打ち出す狙いもあります。

こちらも読まれています