日本インド防衛トップ US2輸出の協議促進で一致[2015/03/31 01:36]

 中谷防衛大臣は、インドの国防大臣と会談し、救難飛行艇の輸出や海洋安全保障分野などに関し、協議をより一層、進めていくことで一致しました。

 中谷防衛大臣:「US2に関する協力に向けて、引き続き協議をしていこうと」
 インドは海上自衛隊の救難飛行艇「US2」について、救難事故や海賊対処などに活用するために導入を検討しています。仮に、US2が完成品として輸出されれば、防衛装備移転三原則に基づく初めてのケースとなります。30日の会談で中谷大臣は、輸出に向けてインド側との防衛協力の強化を図りたい考えを示したのに対し、インドのパリカール国防大臣は、「お互いの利益になるよう話を進めていきたい」と応え、より一層、協議を進めていくことで一致しました。また、両大臣は、海洋進出を強めている中国を念頭に、シーレーンの安定的な確保など海洋安全保障分野での連携強化を図っていくことを確認しました。

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