先の大戦「深い反省」表明へ 総理、インドネシアで[2015/04/21 11:46]

 安倍総理大臣は21日夕方、アジア・アフリカ会議に向け、インドネシアへ出発します。ANNが入手した安倍総理の演説の要旨では、先の大戦について「深い反省」を表明する方針です。

 (政治部・澤井尚子記者報告)
 安倍総理は、アジアに対して「ともに生きる、ともに豊かになる」などと訴えて、戦後、平和国家としての歩みに理解を求めます。22日の演説では、先の戦争への深い反省を述べたうえで、「日本の誓い」として「侵略しない、武力行使しない」と表明します。ただ、村山談話や小泉談話で触れられてきた「植民地支配」や「侵略」「おわび」は引用しない方針です。また、5年で35万人の人材育成支援など新たな貢献に重点を置いています。会議には、中国の習近平国家主席も出席する予定で、正式な会談ではないものの、5カ月ぶりに接触が実現する見込みです。まずは今回の演説に対する中韓の反応を見極めながら、夏の戦後70年談話につなげていく考えです。

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