「南シナ海問題」日米連携で協議 日米防衛相会談[2015/04/29 11:50]

 中谷防衛大臣はアメリカのカーター国防長官と会談し、海洋進出を活発化させる中国を念頭に法の支配の重要性を訴えていく方針を確認しました。

 (政治部・安西陽太記者報告)
 中谷防衛大臣:「(中国に対し)より建設的かつ協調的な役割を果たすように働き掛けることが重要だ」
 南シナ海では、活動の制限など法的な拘束力を持つ行動規範について、現在、ASEAN(東南アジア諸国連合)と中国との間で協議が続いています。これについても、会談で、日米で緊密に連携し、協議を加速させることを確認しました。さらに、北朝鮮の核ミサイル問題については、韓国の防衛協力が不可欠として、来月に行われるアジア安全保障会議で日米韓の防衛相会談の開催に向けて努力することで一致しました。日米両政府は今回、南シナ海での中国の行動や北朝鮮問題について共同で対処していくことで一致しましたが、実際にどこまで具体的にできるかが今後の課題です。

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