八幡製鉄所や“軍艦島” 世界文化遺産に登録勧告[2015/05/05 00:05]

 福岡県の八幡製鉄所や「軍艦島」で知られる長崎県の端島炭坑、山口県の松下村塾などが世界文化遺産に登録される見通しになりました。

 ユネスコの諮問機関であるイコモス(国際記念物遺跡会議)は4日夜、日本政府が推薦していた「明治日本の産業革命遺産」について、「世界遺産への登録が適当」だとする勧告を出しました。この明治日本の産業革命遺産は、八幡製鉄所や軍艦島、長崎県の旧グラバー住宅、静岡県の韮山反射炉など8つの県の23の資産で構成されています。これまでに日本が推薦した候補でイコモスの登録勧告が覆されたケースはなく、来月のユネスコ世界遺産委員会で世界文化遺産への登録が正式に決まる見通しです。
 “軍艦島”の元住民・加地英夫さん(82):「ありがとうございます。うれしいばかりですね。(軍艦島の)石炭が日本の近代化に役に立ったと誇りを皆が持っていると思います」
 北九州市民:「北九州市民としては本当にうれしくて、これから世界に向けていろんなことを発信できるんじゃないかと思います」

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