政府、地元自治体に説明　オスプレイ横田基地配備へ[2015/05/12 11:50]

　オスプレイが配備される東京都の横田基地。周辺には5つの市と1つの町があり、住宅が密集している地域もあります。政府は早速、地元自治体に説明しています。

　（政治部・安西陽太記者報告）
　政府の説明を受けた福生市長は「決定には従えない。これ以上の基地強化は受け入れることができない」と反発しています。政府はこれから12日午後にかけて、基地を抱える6つの市と町に足を運び、夕方には東京都にも報告に行く予定です。12日に最初に訪れた瑞穂町での説明では、飛行ルートや配備日程など具体的な内容には触れませんでした。政府関係者は「これから時間をかけて説明する」と話していて、自治体側も「それを受けて判断する」ことにしています。
　東京・瑞穂町、石塚幸右衛門町長：「日本の安全があって、町の安全があるので、それを基本に色々な住民に対応したい」
　オスプレイの安全性を懸念する声もある一方、基地負担の交付金があることから、自治体のなかには「ある程度、やむを得ないのでは」と理解を示す声も上がっています。