「他国の領土・領海に派遣ない」党首討論で安倍総理[2015/05/20 17:53]

 今の国会で初めての党首討論が行われ、安倍総理大臣は集団的自衛権の行使に関連し、「武力行使の目的で他国の領土、領海に自衛隊を派遣することはない」と強調しました。

 (政治部・小池直子記者報告)
 民主党の岡田代表は、すべての質問時間を安保法制に費やし、安倍総理は時折、いら立つ様子を見せました。
 民主党・岡田代表:「相手国、つまり例えば米軍と米国と戦っている相手国、日本の自衛隊がその国の領土、領海、領空で武力行使をする、集団的自衛権を行使するということはないんですね」
 安倍総理大臣:「他国の領土にいわば戦闘行動を目的に自衛隊を上陸をさせて、武力行使をさせる。あるいは領海において、領空において、そういう活動をする、派兵をするということはない」
 また、党首討論がデビュー戦となった維新の党の松野新代表ですが、「議員定数削減の約束を守るべきだ」と切り込む一方で、憲法改正については「胸襟を開いて話し合いましょう」と安倍政権との是々非々路線を強調しました。各党とも時間不足が否めない党首討論でしたが、来週から国会では本格的な安保法制の議論が始まります。

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