二階氏「総理大変喜んでいた」 習主席との会談受け[2015/05/24 11:50]

 中国を訪れている自民党の二階総務会長は、23日夜に会談した習近平国家主席が日中友好を呼び掛けたことを受けて、安倍総理大臣に電話で報告し、帰国後改めて対応を協議する考えを示しました。

 自民党・二階総務会長:「安倍総理はきのう、我々の会談を注目しておられただけに、非常に喜んでおられた」
 総理からは、訪中団に対するねぎらいの言葉があったものの、習主席が「侵略の歴史の美化、歪曲(わいきょく)は許さない」などと述べたことへの直接の言及はなかったということです。10分以上行われた習主席の演説は、歴史認識への牽制(けんせい)はあったものの、大半は日中友好を呼び掛けるものでした。中国側としては、中国に友好的な日本の関係者を味方に付けて、安倍政権にプレッシャーをかける狙いがあるとみられます。今回の訪中団の議員の一人は「確かに友好ムードではあったが、歴史問題が解決したわけではない」とその根深さを指摘しています。

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